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a活動報告新着情報・FAQ

 第一回年次大会  2012年4月21日(土)                      ポスター
「明日からできる認知症の生活スキル 行動リハビリテーションを活用する」

2012年4月21日,行動リハビリテーション研究会による第一回年次大会が開催されました.同大会は慶應義塾大学三田キャンパス(東京会場)と,日本福祉リハビリテーション学院(北海道会場)がインターネット回線によって繋がれて行われ,医師・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・看護師・臨床心理士など様々な職種の方が約90名参加されました.以下に当日の様子をご報告いたします.


招待講演「進化論から見たリハビリテーション:ヒトのADL構造」
小山哲男先生(西宮協立脳神経外科病院リハビリテーション科部長,大阪大学産学連携本部特任講師兼任)
脳卒中を発症した対象者にとって,どのような日常生活動作の難易度が高いのか?,日常生活動作の障害はどの程度回復するのか?など,明日からのリハビリテーションに役立つ実用的な内容でした.また,指定討論では森元良太先生(慶應義塾大学文学部)が哲学の観点から進化とリハビリテーションに関するコメントを下さり,生物学,哲学,リハビリテーション学に関する学際的な興味深い討論をお聞きすることができました.
教育講演「事例からみた認知症患者に対する介入効果」
山崎裕司先生(高知リハビリテーション学院理学療法学科)

教育講演「応用行動分析学と行動リハビリテーション:幼児から高齢者までのヒューマンサービス」
山本淳一先生(慶應義塾大学文学部教授)

教育講演講演では,対象者の動画を交えながら,応用行動分析学の考え方と具体的な実践方法について,分かりやすく説明くださいました.その中でも特に印象に残ったのは,適切な先行刺激と後続刺激を行ったことで,認知症を有する対象者が行動連鎖を再学習し動作能力が劇的に改善した場面を目の当たりにしたことです.学生時代,講義の中で「先行刺激・後続刺激の調節によって対象者の行動様式は変化する」と学びましたが,今回の教育講演では移乗動作手順が覚えられない症例などの臨床場面の様子が動画を通して紹介され,実践場面における動作練習の問題点や対応法などが具体的に分かりやすく講義されました.お二人の先生方の教育講演をお聞きして,改めて応用行動分析の重要さを感じました.
今回の年次大会に参加し,リハビリテーションの対象者に対する行動評価及び介入の方法に関する基礎を学ぶことができました.現在臨床に於いて,様々な疾患や障害を有する対象者を数多く担当させて頂いていますが,今回学んだ応用行動分析をこれまでのOTの視点に加え,対象者の機能および動作の評価と訓練に活かしていきたいと思います.